2011年7月26日火曜日

思い出4

25歳。
とうとう、アメリカでフットボールができるようになった。

今でも覚えている。


ファイトクラブみたいに、20人くらいが円になって、ケンカみたいに盛り上がって、1on1をしてた。


防具もまだもらってなかった私に、彼らは血眼になり、ヘルメットつけて入れと。

舐められへんようおもいっきりぶつかったが、結果は天を仰いだ。


悔しくて、涙が出たのを覚えている。


次の日からこいつら絶対ぶっ殺すと胸に誓い、
毎日ガンガンにウェイトして走った。

ベンチプレスは180キロで6レップスのセットを組んでいた。

とにかくウェイトをした。
チームが契約する24hour fit.で。


夜遅くに車でいって、深夜2時帰り。
帰り道にin'n'outの4by4をドライブスルーして食べながら帰るのが日課だった。

チームメイトはNCAA出身だったり、NFLのキャンプ落ちの奴らとか色々いた。
ショボいのもいたけど(笑)

いつの間にか1on1も勝てるようになってきた。


純粋にフットボールを楽しんだ。


同じチームに富士通の植木もいた。


一緒に住んでいた。

エッチビデオの声も聞こえてくるが、お互い様だった(笑)

ウンコを流してないことで言い合いにもなった。

メキシコなど車で旅行したりした。


そんな植木には刺激を受けた。

彼の運動能力、クイックネス、筋力、足の早さ・短さ、綺麗な女性を見た時の眼力、ウンコの形、そして、直向きに取り組む姿勢には本当に尊敬したし、彼以上フットボーラーでの努力家を私は知りません。


今となっちゃいい思い出だが、やはり、人種差別もあった。


苦労した。


シーズン終盤、プレーオフに進んだ。

私は日本に一足先に帰ることに決めた。
植木は残ると行った。


最後の日、

残る植木を励まし、


荷物を持って


家をでた。


家の前に停めてた車に乗り込もうとしたとき、

植木が階段からバタバタと駆け下り、


胸に飛び込んできた。


ありがとう。と。

一緒にやれてよかったと、
私も植木にありがとうを言った。

二人して泣いていた。


今となっちゃ笑い話やけど、

異国で苦しいときも楽しいときも共にした仲間だからね。

最後は言葉にいいあらわせない何かがあったんよ。

引退したら、2人でBAKERSFIELDにいこーと約束したが、

もうそろそろか!?(笑)


酸いも甘いも、濃いも薄いも
何もかもフットボールが教えてくれた。

さぁ、終盤にさしかかる今、私は何をするのだろうか?

何をみんなにうったえかけるのか?

何を実現性するのか?


何を感じるのか?


楽しみにしておいてください。
私も楽しみにしています。

植木、
お互い頑張ろう!